/佐々木君と新庄君/

清原君が松井君に辞めてほしくないのは
球磨きをしてくれるからじゃないよ(笑)
なんてな事を言いつつ意外と歴史の長い超状現象部部長、
野村由起子さんの言い分。

「松井君はスプーン持っただけで10本中9本曲がるのよ!
そんな人を他の部に渡せないわ!!」


話し合いにならずクサる清原君と、親友の佐々木君。イン昼休み。
ちなみに佐々木君は清原君とは中学校からの付き合いで空手部部長。
「くそっ、野村のやつ、どうしてくれよう。」
「まだ松井の事諦めてなかったのか。
野球に選ばれた人間だかなんだかしらんけど
本人にやる気ないならしょうがないだろ。
ユキはカンケーないだろが。」
「ユキ?」
「野村って野村由起子だろ。俺イトコなんだよ。」
「なに!?」
「昔から怪しげな事が好きだったんだよなー。あいつ。」
とかなんとか言っている所へ人影が。


空手部副主将新庄くん(奥)がやって来たヤーヤーヤー。
「主将、昼食を作りすぎたのでよかったらどうぞ。」
「おーっ、また弁当ニ限目の後に食っちまってたんだ。
ありがたくもらうよ。いつも悪いな!」
「いえ。…清原さんもよかったら。」
「い、いや、俺は腹へってないから。」
(…。作りすぎたと言う割にはでかい弁当だな…。)

「いつも」弁当を作りすぎる新庄君に
空手部の中でも妙なうわさがあったりなかったりするが、
顔に似合わないスレスレのえげつない攻撃と、
街で偶然出くわしたひったくりを空手の技を使わずに
骨折させて捕まえたとかいう数々の伝説のおかげで
追求できるものはいない。ヤーヤーヤー。

/モドル/