/清原が松井に思っていた事。/ おでかけ清原を、毎日両親が仕事から帰るまで預かってるイトコ兄弟が引き止めたり。
「カズヒロ兄ちゃーん。サッカーしようぜ!!」
「神宮から帰ったら遊んでやるから待ってろ。」
「やだよー、ヤクルト負けたら兄ちゃん怒ってあそんでくんないじゃん!」
「負けると決めつけるな!!」
清原は小学生のとき、たまたま会った古田捕手に声をかけられて以来の燕ファン。神宮で松井と野球観戦な清原。別に燕ファンだからといって青いはっぴを着たり、青いビニール傘を持って東京音頭を踊ったりはしませんが、大概エキサイトしすぎるので松井しかつきあってくれる人がいなかったり。りり。
試合はだれだれの大差でヤクルトが負け。
なんだかなな気分の中、酔っ払いがケンカを始めた。清原は野球を愛する余り、こういう輩が大嫌いなので口を挟まずにはいられなかったり。
「やめないか! いい大人がみっともない!」
「んだと、このガキ!!」
「…………!!」
あと一歩で乱闘という所を逃げて、近くの公園に避難。
「…………喧嘩を始めたのがあの男たちで、割って入ったのが俺なのに、何でお前だけけがしてるんだ?」
「…………。(あははー)」
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